まめ知識★その①

立ち上がりのポイント

皆さんがいつも何気なく行っている立ち上がりについて、今回は考えてみたいと思います。

 

立ち上がりには3つのポイントがあります。

普通に立てる人は無意識にそのポイントを行なっている方が多いと思います。

ただし、反動などを使うなど、勢いで立つ方はこのポイントを行っていない方も多いです。

そうすると立ち上がった後にバランスを崩し、転倒のリスクが高まりますのでご注意ください。

①浅く座る

浅く座り直します

②足を引く

足を引きます(膝よりうしろに)

③おじぎをするように体を前へ倒す

おじぎをして体を前へ倒します


そして・・・さらに重心を前へ移し、自然とお尻を浮かせます。


立ち上がりを介助する場合もこの3つのポイントを意識すると、介助される方も力を発揮しやすく、介助者の介助量も軽減する場合があります。

①お尻を前へずらす

※この際、勢いよく前に出すとずり落ちてしまうことがあります。左右交互に出すようにしましょう!

②足をうしろに引く(膝よりうしろに)


③上半身を前へ倒します

※両肩の場合、前から両肩を持ち前へ倒します。

※片方だけの場合、脇の下に手を入れて前へ倒します。


そのまま重心を前方へ移動させると自然とお尻が上がります。


介助により行う場合には、その方の身体機能や能力によっても方法は異なる場合がありますのでご注意ください。上記はあくまで一例です。

反対に、座る際の注意点は・・・?

椅子やソファーなどに座るときには、ゆっくり行うようにしましょう。

勢いよく"ドスン"と座ってしまうと、腰椎圧迫骨折となる危険性があります。

まめ知識★その①は以上になります。

今後不定期ですが、在宅で療養される方、介護をされる方、介護従事者の皆さまに役立つまめ知識を掲載してまいりたいと思います。

まごころ*リハ部門