各地で猛暑日を連日記録しており、四万十では41度も!
ということで、脱水についてのお話しです。
発汗が多くなると、こまめに飲水する必要があります。特に高齢の方は口渇中枢が低下するので
飲みたいと思った時にはだいぶ脱水傾向があるかもしれません。
ある患者様では、もともと寝たきりで訴えが乏しく、下痢症状続いたため点滴も施行し表情がそれほど変わらず気づきにくかったですが、血液検査をしてみるとかなりの脱水を認めたというケースもありました。
在宅の場では、脱水の評価が非常に大事です。
さて、その際の対処法として。
既に周知になっていると思いますが、OS-1は非常に便利です。電解質と糖の組成上、ポカリより吸収がいいのです。
もともとWHO(世界保健機関)がコレラに対して推奨していたところ、CDC(米国疾病管理予防センター)にて小児の急性胃腸炎の脱水症に対して推奨されています。
市販されており、ペットボトルや口あたりのいいゼリータイプがあります。後者は、嚥下機能が低下している際も使い勝手がいいです。
家庭で簡易的に作成する方法もネットで出ていますので、ご参考にして頂いてもいいですね。
ただし、心臓疾患をお持ちの方や高血圧の方はかかりつけの先生とよく相談して飲んでみてください。
四街道まごころクリニック
院長 梅野 福太郎
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