こんにちは、四街道まごころクリニック院長の梅野です。
東京都心では、8月1日から21日連続での降雨を観測されたようですね。8月としては1977年に記録された22日連続に次ぐ長さで、観測史上歴代2位とのことです。
今日から9月に入り若干肌寒いですが、また暑くなりそうですし体調管理にはくれぐれもご注意願います。
さて、当法人にて8月16日(水)に第3回まごころ在宅連携会を実施しましたのでご報告致します。
スタッフも含め計56名にご参加いただき、非常に有意義な会が開催できました。
ご出席いただいた「恵泉マリア訪問看護ステーション」様より、美味しい肉まんの差し入れもいただきまして、この場を借りて改めて御礼申し上げます。
今回のテーマは、
看取り①~あなたの最愛の方が癌を宣告され余命1ヶ月。最期を病院で迎えますか?自宅で迎えますか?
でした。
前半は、グループディスカッションを。
後半は看取りに関しての統計、そもそも死とは? 緩和的コミュニケーション、など総論的内容にてお話しさせていただきました。
グループディスカッションは、余命を宣告されたご家族の立場になって考え、各グループ毎に意見を出してもらいました。また、中にはがん、非がんには関わらずお看取りの自験例を発表される方もいらっしゃました。
・状態の低下を垣間見ても、何もしてあげれなかった...
・知人のご主人がもう治療法がないと宣告された...
・ご家族に見守られて自宅で大往生だった...
参加者のアンケートを見ますと、
がん末期の方の効果的な対応は?など、how toを知りたいとのご要望が多くみられました。
基本的な知識・経験はもちろん必要かと思います。
それに加え大事なのは、病状の進行や苦痛症状がある中で、いかにこれまでの日常生活を周りで支えて繋いでいけるか、いかに寄り添うかという姿勢だと思います。
「治療したり入院したりしてたから何年もお酒が飲めなかったけど、飲んでもいいかな?」
このようなご質問を頂くこともあります。
「飲みたい時は飲んでいいんですよ。身体は素直ですから、飲みたい時は身体もOKということなんです。ご家族さんが安心される程度にしておきましょうね。」
とお答えするようにしています。
一つの明確な回答はないことが多いですが、一緒に悩みながら安心した日常生活をサポート出来ればと思います。
これまで3回開催してきたまごころ在宅連携会。
在宅ケアへの関心が高まっていることを実感している次第です。
少しでも伝えられるように心がけ、また少しでも学んでいきたいと考えます。
次回、第4回まごころ在宅連携会は9月20日(水)に開催予定です。
テーマは、看取りの各論~末期の方のお看取りまでの経過とその対応
としまして、がん、非がんの方の末期における経過をケースを通して共有していきます。
今回も皆さんの体験例を伺いたいと思います。
ディスカッションをより充実すべく、18:15~とこれまでより15分早めの開始を予定していますので、お間違いないよう宜しくお願い致します。(お申し込みはコチラより)
四街道まごころクリニック
院長 梅野 福太郎