5周年、感謝申し上げます。

 

こんにちは、四街道まごころクリニック院長の梅野です。

皆さま方には日頃から大変お世話になっております。

 

四街道まごころクリニックは、この地で在宅医療をスタートして早5年が経ちました。

おかげさまで現在は医療法人社団まごころとして、職員総勢27名の仲間と共に在宅療養を支えるために一歩ずつ前進しております。

 

病院との連携は元より、診療所・居宅介護支援事業所・各通所施設・訪問看護ステーションや住まいとしてのグループホーム・サービス付高齢者向け住宅・有料老人ホームと多岐に渡る連携をおこなっています。

 

連携と言えば、今年6月から「まごころ在宅連携会」を毎月開催しております。

当初は10名程度の小規模な勉強会を想定していましたが、ふたを開けてみれば40〜50名の参加者の中、在宅診療所のこと、看取りのこと、リハビリテーションのこと、苦労した症例の共有や情報提供を行なう会になりました。

また、終了後にちょっとした挨拶、意見交換をすることで風通しの良い連携が期待できると思っています。

今後は認知症や難病などの疾患について、薬について、あるいは成年後見制度や自立支援など制度に関するテーマなどを当方のみならず、講師をお招きしての開催も検討しています。

在宅に関わるすべての方が、同じ情報・知識のもとに、同じ「想い」と同じ「熱」をもって関わっていきたいとの考えから、今後も地道に継続していきます。

 

「自宅で最期まで、と思っていても先が見えないために突然施設入所を選択する。」

 

このようなケースもしばしばあります。

ご家族の介護こそ24時間365日続くわけで、負担は大きいものです。

介護を続けるか否かという苦悩もあるでしょう。

 

在宅療養の場においては、決して正解はありません。

だからこそ、労をねぎらいながら皆で知恵を出し合い、本人・ご家族が最良の選択ができるよう支えることが大切かと思います。

 

少子高齢化は避けて通れない重要課題の一つであると言えます。

 

我々ができること。

 

まずは皆さまが、「安心」して自宅療養を送るべく、半歩後ろから寄り添うことかと思っています。

そのためには訪問だけではなく、外来診療機能やお住まい・通所施設の整備も必要になってきます。

また、共に働く職員=仲間が気持ち良く働ける環境作りの一環として、福利厚生の充実や子育て支援、お子さんの教育を支えることも大切でしょう。

 

やりたいことはたくさんありますが焦りはありません。一つ一つ丁寧に実現へ向けて取り組んでいくのみです。

そこで皆さまのご協力は不可欠なものとなるでしょう。

お互いが支え合うことが大切です。

どうか、今後とも「まごころ」を見守り、ご支援いただければ幸いに存じます。

 

医療法人社団まごころ
四街道まごころクリニック
理事長・院長 梅野 福太郎

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