ママさん看護師の受験奮闘記


こんにちは。

10月に入り、涼しい秋風を感じられるようになり、高く澄んだ空を見上げ深呼吸したくなるような気持ちの良い季節となってきました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

今月のまごころブログは診療同行看護師の鈴木が担当いたします。

先日、さわやかな秋風にのってキンモクセイの甘い香りがすると娘が知らせてくれました。

今回はそんな今年高校受験を終えた娘の受験体験記を少しお話しさせていただきたいと思います。

同じ年ごろの子をもつ親御さんに、少しでも参考になりましたら幸いです。

 

娘は中2の頃から志望校を選び、目標を定めました。

あとは努力するのみ!・・・となっても、なかなか成績は上がらず、娘の精神的な浮き沈みは私の想像以上にありました。

年齢的にも多感な時期で、反抗期は来るべき時にやってくるのはわかっていましたが、受験が大変なこの時期と重なり、毎日のように娘とバトルで大変でした。

入試前の模試でも不安な結果が続き、娘は不安とイライラから部屋の中の物を全部放り投げ、グチャグチャにし、泣きわめいたりへそを曲げて勉強しなくなったり、学校や塾もサボるようになりました。

 

「私の気持ちはママにはわからない!」と私にあたり散らすのです。

 

私も相手が受験生なので我慢に我慢を重ねてきましたが、あまりにも娘の親を親とも思っていないようなふてぶてしい言動や態度に我慢できなくなり、子供の挑発にも乗っかってしまい、頭の中の血管がブチブチと音を立てて切れるかのように怒り心頭に達し、ほぼ毎日バトルでした。

 

そんな私たちに転機が訪れました。

 

入試3ヶ月前、このままでは何も変わらない、と思い、思い切って塾を変えました。なんとそれが吉と出て、新しい先生との出会いによって急激に成績が上がり始めたのです。

 

その先生は、自分の意見や感想を言うより先に、まず娘の気持ちを引き出し共感してくれました。決して否定せずできるところをとても褒めてくださいました。

そのおかげで、少しずつですが私と娘の溝も埋まりはじめ、一緒に神社へ合格祈願へ行ったり、外食をして気分転換も図れるようになりました。

 

私が否定的なことを言うことが娘の不安を助長してしまうことはわかっていたので、勉強の管理は塾の先生にお任せして、私は健康管理、環境づくりに徹底しました。

深夜遅くまで頑張っている姿を見ながら、家事の合間で手作りのお守りを作ってみました。娘のラッキーカラーである黄色の巾着袋に、フェルトで縫い合わせた必勝だるまがポイントです!

巾着袋の中には、院長や同僚からいただいたお守りも入れていました。

事務長には面接文の攻略法について教わったり、同僚には勤務調整していただいたり、みんなから応援し、支えていただきました。

 

 

 

 

 

そして・・・見事、第一志望の高校に合格することができました!!

母娘ともにあきらめず、チャレンジし続けたことが、きっと最後に大きな力を生み、この結果に結びついたのだと思います。

 

ちなみに、合格後にも娘からの感謝の言葉は聞かれず、しばらく反抗期は続きましたが・・・(^^;

それでも、受験で娘とぶつかり合いながらも得たことは、

  

「子供の見えない可能性を信じる」

  

ということかもしれません。まだまだ表に出てきていない隠れた子供の可能性を引き出すには、まずはそれを親が信じることが大切なんだと受験が教えてくれました。

 

来年の受験に向けて、受験生のお子さんをお持ちのお母さま方は本当に大変だと思いますが、『信じる力』こそ強いものはないと思います。お子さんを信じて、残り数ヶ月頑張ってください。

診療同行看護師 鈴木


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