災害への備え


今月のスタッフブログは理学療法士(リハビリ)兼、まごころ防災担当の宮田が務めさせていただきます。

 

 今年で東日本大震災から10年が経ちました。2月13日の深夜に発生した地震も東日本大震災の余震で、今後10年間は発生する可能性があると報じられました。地震だけではなく、台風や豪雨、大雪等、さまざまな自然災害があります。地球上で生活する限り免れないことですので、日頃からの備えが重要となります。今回のブログでは災害時の避難と災害時のリハビリについて極々簡単にではありますが紹介します。最後までお付き合い下さい。ちなみにスマートフォン等から鳴る地震アラート、あの音は心臓に悪いですよね・・・。

 

〇避難について

 みなさんお住まいの地域のハザードマップは確認していますでしょうか。市町村で配布されることもありますし、各市町村のホームページでも閲覧することができます。まごころ周辺にお住まいの方であれば「四街道市␣ハザードマップ」「千葉市␣ハザードマップ」で検索できます。写真は四街道市ハザードマップの冊子版です。

 お住まいの地域の土砂災害警戒地区や水害予想等をご覧いただき、自宅周囲の環境が安全かどうか事前に確認しておきましょう。また避難所の位置や経路も事前に確認しておくとイメージしやすいと思います。ハザードマップに記載されていなくても危険な箇所はあったりするので散歩のついでで良いので意識して見てみて下さい。

 また昨年の豪雨ではコロナ禍の避難についても話題となりました。避難所に行くだけが避難ではなく、自宅を含めた周辺が安全であれば自宅に留まることも避難であることが繰り返し言われていたと思います。もちろん避難所では感染対策は取られているので少しでも不安を感じるのであれば躊躇なく避難所へ行きましょう。ただ感染対策が取られている分、定員が少なくなっていると予想されるので、事前の確認や早めの避難が大切となります。

 

〇リハビリの観点から

 災害時は身体的な疲労に加え、緊張状態を長時間強いられるため精神的な負担を余儀なくされます。災害時に休息をとることは難しいことが多いかもしれませんが、ご家族や近所の方々と声を掛け合って、交代で休息を取るように心がけてください。一番は休むことです。

 あとは運動不足とエコノミークラス症候群の予防が重要かと思います。運動というと上述した休息とは相反するかもしれませんが、適度な体操は疲労を和らげるためにも効果的です。いわゆる筋力トレではなくストレッチやラジオ体操のような軽い体操を行うようにしてください。また車中泊で生じやすいものとして深部静脈血栓症、いわゆるエコノミークラス症候群が話題になりましたね。車等の身動きが取りにくい場所で長時間過ごす場合は足首の体操を積極的に行って下さい。

 もっと書きたいことはたくさんありますが、長くなってきたので今回はこのくらいにしておきます。一昨年は千葉県でも台風が猛威を振るい、自然災害が他人事ではないと痛感させられました。今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。また機会がありましたら、防災に関する記事を書かせていただきます。

理学療法士 宮田