新春のご挨拶2024


2024年、新春あけましておめでとうございます。

 

旧年中は大変お世話になりました。

関係者各位、皆さまのお陰でまごころも12回目の正月を迎えることができました。

あらためて感謝申し上げます。

 

2023年もイスラエルとハマスの戦争が勃発するなど国際情勢の不安定さは見受けられましたが、明るいニュースも数多くあったと思います。

野球WBCでの日本代表の優勝は大変な盛り上がりをみせ、地域の少年野球を志す子供たちが増えているようです。

そして新型コロナウイルス感染症が5類感染症へと移行し、罹患者の増減はあるにせよ、だいぶ日常生活も回復してきました。インフルエンザは例年にない時期から流行へと突入していますので、適切な感染対策の元に極力罹患せずに過ごしたいものです。

 

2023年はさまざまな同行見学を受け入れました。

東邦大学医療センター佐倉病院からは2名の研修医(2年目)を迎え入れました。また聖隷佐倉市民病院からも1名の研修医(2年目)を受け、来年度も3名を受け入れる予定です。

国際医療福祉大学の医学生(1年生)の現場研修;Early exposureも各人1日ではありましたが、学生の皆さんの社会課題に向き合う姿勢に触れ、大変な刺激をもらいました。

 

2023年は数多くの地域連携会が開催され参加させていただき、懇親会も復活するなど活気を取り戻していると思います。12月のブログでも書いたように、直接リアルに交流を設けることは非常に意味のあることだと感じました。

実際の病診連携も、各病院の地域連携室を中心に真摯に地域との連携に対応いただいていると感じます。

 

一方で、真に連携を深化させるための課題も見えてきました。

 

一つは医療面での役割分担の点。

在宅医療での治療行為の範囲はだいぶ広がったとは言え、病院での治療に取って変わる訳ではなく、病態によっては適切に病院での迅速な精査加療が望ましいことはしばしばあります。

病院との“併走”を担わせていただきつつも、病院サイドに緊急対応を依頼することもありました。

今後起こりえる経過予測を共有し、より具体的にお互いの役割分担を明確化できればさらにスムーズに連携できるのではと思います。

 

もう一つはACPに関して。

ACPの根幹の一つが、「判断・選択は揺れてよい」ということ。

自分の、そして大切な人の人生の選択は簡単に決断できるものでもないし、一度決めてもやっぱり、と覆ることもあると思います。

その“揺らぎ”に対して医療はどこまで許容できるか。

もちろん医療者側に負担が大きくなることがありますが、それでもその“揺らぎ”を許容できる診療体制を構築するか、が大事ではないかと感じています。

そして、取りうる選択肢をしっかりと伝えること。

医療側の都合での説明に終わってないか。

責任ある立場として、謙虚に役割りを果たしていくべきだと思います。

単一の医療機関だけで請け負うのではなく、地域単位での病-病、病-診、あるいは医療と介護、福祉、行政の緻密な連携が必要となるでしょう。

そのために必要なことは、やはり「対話」。

その対話のための門戸は開いていると思います。お互いに耳を傾けるべき時は来たのではないでしょうか。

 

今年、2024年は日本在宅医療連合学会大会が千葉・幕張メッセで7月20日、21日に開催されます。

大会のテーマは「在宅医療を紡ぐ」。

医療において、様々な要素が統合(integration)されて成果に繋がるのだと思います。

医療介護の多職種の関わりというだけでなく、様々な制度の利用や医療以外の分野との関わり等、その要素となるものは多岐にわたります。

単なる座学だけでなく、参加型の企画も多数計画していますので、「見て、聞いて、体験して、学びを深め、リアルな出会いと思いを紡ぐ大会」である本大会にご参加願えたらと思います。

年末年始にかけて特設のプログラム委員による企画立案や一般演題、公募企画の募集開始となっていますので、演題や企画の応募につき是非ともよろしくお願い致します。

 

当院の位置する四街道市は、鈴木陽介市長を中心に、

「すべての施策に健康の概念を」

と、高齢者支援では民間研究機関のJAGESとの連携したデータを活用した介護予防策を講じていくそうです。

全世代の健康づくりを町ぐるみで進めるために、千葉大学予防医学センターや市内に本社のある岩淵薬品株式会社と協定を結び、協働して健康まちづくりを展開するとのことです。

当法人も、「四街道の支え合い・100人情報交換会」の開催サポートをして、次の3月開催ではや5回目。

引き続き協力していきたいと考えています。

 

「早く行きたければ、一人で進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め」

(if you want to go fast, go alone; if you want to go far, go together)

岸田首相が所信表明演説でも引用したアフリカの諺。

 

この概念を当法人単位のみならず、地域単位まで広げることができるか。

 

新年もやりがいのある1年となりそうです。

 

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

医療法人社団まごころ
四街道まごころクリニック

理事長/院長 梅野 福太郎


コメント: 0