まごころの舞台裏~コロナ編~


こんにちは、事務長の大西です。

さて、東京都内で発令されている緊急事態宣言、千葉市をはじめ県内各地で実施されているまん延防止等重点措置は、6月20日までの再延長となりましたね。こんなにも感染予防策を講じているのに、またか!とうんざりされている方もいらっしゃると思います。本当にそのとおりかと思います。

さまざまな業種、さまざまな環境で仕事や生活をされている方にとって、文字どおり死活問題に直面している方も少なくないでしょう。

私たちも医療、とりわけ在宅医療という狭い分野で活動をしている中でも、正直、苦しいなと感じることもあります。

ですが、ここで弱音を吐いたり、愚痴をこぼすだけではなく、いま一度皆さんと協力して、できる工夫を凝らして、この難局を一緒に乗り越えていきませんか。

 

あらためてとなるかもしれませんが、千葉県のホームページをリンクします。

https://www.pref.chiba.lg.jp/kenfuku/kansenshou/ncov/soti38.html

 

まごころでは、完璧と言えなくても、少しずつでもできる取組を実践しています。

○ 時差出勤

訪問系のスタッフは、訪問時間に合わせて出勤しても良いこととしています。

通常は8:45~17:45の就業時刻ですが、これにより、例えば1件目の訪問の9:30にあわせて9:00に出勤する、16:30が最終の訪問であれば、戻り次第帰宅する、というように、定刻で事業所内に多くのスタッフが留まることを軽減しています。

もちろん必要な仕事がある場合には、それぞれが定時まで、あるいは残業も含めて行なっていますが、全員が残る必要がない、ということを明言していることで、少なからず密を減らすことができると考えています。

○ 通勤手段

できる範囲で、電車通勤のスタッフは社用車(訪問車)での通勤を実施しています。

これも自宅の駐車スペースのことや、自身の休みの兼ね合いで(休前日に社用車に乗って帰ると、翌日、自身が休日でも業務で使用する場合がある)100%実施することはできないまでも、7~80%程度実現できればそれでも予防効果はあると考えます。

○ マスクの着用

サージカルマスクの着用はもちろんのこと、そのマスクを事業所の外と内とで付け替えています。

これにより何%の予防効果というのは測れませんが、より外部の人との接触が多い外のほうが当然マスクは汚染されやすいですし、そのまま事業所内で使用するよりも、事業所に戻ったらより人との接触の少ないマスクに付け替えたほうが清潔ではないかとの考えからこのようにしています。

○ 手洗いや手指消毒

手指消毒も玄関入口でのアルコール消毒はもちろんのこと、手洗い場での石鹸での洗浄も二重で行なっています。

○ 職員同士の距離確保

事業所建物は2階建てです。コロナ前は全員が2階で顔を合わせて仕事をしていました。

今は、一部スタッフは1階で仕事をしています。

人数で言うと2階:1階=4:1くらいで、スペースの都合上、厳密に半分半分に均等割にすることは難しいのですが、少しでも距離が確保できればとのことから実施しています。

○ 事業場の換気励行

当初、1階・2階共に一定時間経過後、窓を開放し換気を行なっていました。

ですが、夏の虫が多く飛ぶ時期の換気、冬の寒い時期の換気、花粉の飛び交う時期の換気、は換気をするたびに事業所内の環境をわるくしてしまいます。

そこで、必要な投資として、窓を開けなくても換気できるシステムを導入しました。

これにより窓を開けずに常時換気ができると共に、CO2センサーも内蔵しているため、スタッフの密によりCO2濃度が増すと自動でモードが切り替わり、より強力な換気を行なえるようになりました。

○ ドアノブ・スイッチ等の複数人が触る箇所の消毒

事業所内において、扉の手の触れるところ、各種スイッチ、共用のビジネスフォン等、さまざまなスタッフが手で触れる場所は、事務スタッフが数時間おきに消毒剤で拭き、消毒をしてくれています。

○ 発熱等の症状がみられる従業員の出勤自粛

発熱はもちろん頭痛や鼻汁、喉の痛み等々、各種症状がある際には、まごころではそのスタッフは念のため自宅待機としています。症状消失後最低48時間経過後、医師(院長)の診断により復帰をします。

○ テレビ会議等の活用

まごころの会議はすべてオンライン(Zoom・Chatwork)会議に切り替わりました。これにより事業所外でも会議に参加できるようになったため、必ずしも事務所にいる必要がなくなりました。

○ 昼休みの時差取得

昼休みはコロナ前から業務の都合上で時間差で取得していましたが、昼食時のマスクOffでの私語厳禁はもちろん、休憩室での同一時間帯での昼食人数も制限し、自席、訪問車中、自宅に一旦帰って、など分散して昼休みを取っています。

○ 飲食につながる会合の自粛

各個人のプライベートの飲食については、個々の判断に任せています。

法人としての公式行事でもある歓迎会や忘年会といった飲食を伴う会合について、やはりこれまでどおり飲食店で全員一堂に会して、というのは断念しました。

ですが、まごころにはスタッフで構成している「福利厚生広報委員会」があります。

そのメンバーが「コロナ禍でも楽しめる」工夫を凝らした歓迎会・忘年会を企画してくれました。

食事は美味しいお弁当を厳選して、それぞれ持ち帰って自宅で楽しむ。

例えば先日の歓迎会では、スタッフ全員の写真付き自己紹介集(写真上)を作成・配布、新入職員6名の自己紹介動画を作成し全員でオンライン視聴、と制限下でも楽しく笑顔で6名を歓迎することができました!

 

何より、まごころでは『各スタッフそれぞれ』が頑張ってくれています。

定期面談で全員と面談をする中で、正直な気持ちとして不安を吐露するスタッフもいました。

ですが、法人全員で上記の取り組みを実施し、みんなで意識を高め合うことで少しずつその不安も薄れていき、完全にゼロにはなりませんが、まさしく正しく恐れながら、日々の仕事に取り組んでくれています。

 

事務長としては、こんなスタッフに恵まれたことにただただ感謝の思いと嬉しい気持ちしかありません。

と共に、地域の皆さんともこの取り組みをシェアさせていただき、今しばらく我慢は続きますが、工夫次第でもうちょっと頑張れるかもしれない、という希望もお伝えできればと思います。

 

6月もよろしくお願いします!!

 

医療法人社団まごころ

事務長 大西 肇


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