『事務の役割』について、つぶやいてみました。


 今年も残すところ2週間となりました。在宅医療・介護に従事されている皆さんは年末年始も関係なく訪問等を予定されているかと思います。

 まごころでは訪問診療・訪問リハビリにつきましては12/28(土)〜1/5(日)までは休診となります(緊急時のオンコール対応は24時間・年末年始も無休で行なっています)。訪問看護につきましては、重症度・優先度の高い利用者さんと訪問を希望される利用者さんへは定期の訪問看護を行ない、定期訪問の無い利用者さんへも緊急時にはオンコールにて対応いたします。

年末年始のスケジュールは、今後TOPページにも掲載いたしますので、ご確認いただきますようお願い申し上げます。

 

 今月のまごころブログは、事務の若塚が担当させていただきます。私自身、自分の想いや考えを伝えることが苦手なため、今年の目標にきちんと想いや考えを言語化することを掲げていました。今回はこの場をお借りして、日々感じていることを綴らせていただければと思います。

 

 医療機関で働いていると、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・管理栄養士・・・の専門職のスタッフの中で事務に求められていること・できることって何なのだろうと自問自答する日々です。

そんな中、今年1年はさまざまな勉強会に参加する機会がありました。どの勉強会でも皆さん似たような悩みを抱え、どうしたらもっと良くなるのかを考え、知識向上を目指しています。

 

 ここで私もご協力させていただいている「在宅事務連携会」のご紹介をさせてください。千葉市稲毛区にある黒砂台診療所の事務さんを中心に、志を同じくするメンバーが主催となって定期的に勉強会を開催しております。

 在宅に携わる事務達が集まり、診療報酬や特定保険医療材料について、前回は先日の台風の教訓から災害対策についてのグループワークを行ないました。毎回予想を上回る参加申込みがあり、皆さんの仕事に対する意識の高さ、また事務を対象とした勉強会が他の職種と比べて少ないことから皆さんがそのような場を求めていることを知ることができ、この会の意味を感じています。在宅医療・介護に携わる事務の皆さん、特に訪問看護ステーションで事務を1人で担っている皆さん、ぜひ横のつながりを作る機会の場に、互いにモチベーションが高められる場になるよう今後も継続していければと考えていますので、ご参加をお待ちしています。

 

 『事務の役割』というのは、明確に定まっていない分、皆さん自分たちのできることを模索しています。大変なことも多くありますが、視点を変えてみると、『事務の役割』は自分たち次第でどのようにも変えることができ、関わり方や仕事の幅はいくらでも可能性があるということです。具体的には、電話対応・請求業務(レセプト)・訪問同行・書類準備等、様々な業務がありますが、全ては訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ等のスタッフが少しでも訪問に集中してもらえるようサポートすることが『事務の役割』なのではないのかと私は考えています。

 

 よく院長が、事務スタッフはお母さんのような存在でいてほしいと言います。まさにその通りで、少しお節介なくらいに訪問スタッフのことを気遣い、いってらっしゃいと見送り、おかえりなさいと出迎え、安心してもらえる存在になりたいです。そしてひいては、患者さん・利用者さんの安心した療養生活に還元できれば、私たちのやりがいにも繋がるのではないでしょうか。

 

 まごころでは、さまざまな決定が各部門・委員会・チームに委ねられています。それは院長・事務長からのトップダウンではなく、スタッフそれぞれが考え、スタッフ全員でまごころを安全で働きやすい職場に作り上げていこう、という想いからです。ある課題に対して、この判断で正しいのだろうかとときどき悩むこともありますが、まず自分自身が納得するまで考え、部門内で話し合い、どうすべきなのか、何ができるのか、そのときのベストの答えを導き出すことは自分たちの成長や自信に繋がっています。ときに遠回りしていることもあるかもしれませんが、事務長をはじめ私の他クリニック事務4名・ステーション事務2名の計8名で、これからもまごころ自慢の大好きなスタッフをサポートしてまいります。

医療法人社団まごころ

事務主任 若塚


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