【告知もあります】『ことば』にすること


こんにちは、事務長の大西です。

さて、今日から2月です。今年も暖冬だと言われてはいますが、立春を過ぎたあたりからは平年並みにまた寒くなると言われています。インフルエンザの流行も続きますので、まだまだ予断を許さない状況です。くれぐれも、手洗い・うがい・適度な温度湿度管理・人混みではマスク着用などといった基本的な予防策を実践し、体調管理にご留意ください。

 

さて、今回『ことば』について日々思うことをお話しさせていただきます。

自分の気持ちを相手に伝える手段として、声や文字、手話(ジェスチャー)などを使ったコミュニケーションを取ることは、あたりまえのことですが、とても大切です。人が何を思い、何を感じ、何を伝えたいのか、いくら想像力を働かせても正確なところはわかりません。また、自分自身に置き換えても、思っていること、感じていることを頭の中に置いておくだけでは、人には伝わりません。きちんと言語化し、それぞれの場面や状況に応じた手段を使って、『ことば』に表す必要があります。

先日、当院の連携会で言語聴覚士より『失語症』についてのお話がありました。伝えたいことがあっても、それをうまく伝えることができないのは相当にもどかしいことでしょう。反対にそれを支える家族や介護者も同様のことでしょう。

 

一方、健常である私たちはどうでしょう。

みなさん、普段から自分の思いや考え、気持ちを『ことば』にしていますか?つい疎かになっていることはないでしょうか?

朝の「おはよう」「おはようございます」を家族に、職場の仲間に言えていますか?「私は朝が弱いから」などと言い訳して、つい「おはょ○▼※△☆す」みたいになっていませんか?

感謝しているのに、つい親しい間柄だからと『ことば』に表していなかったりしていませんか?あとで言おう!と考えて機会を失ってしまったという経験はありませんか?

 

これは、実はすべて私自身が日々自問自答していることです。

 

 

2020年も始まり、今年の目標は○○!と決めている人も多いことでしょう。その目標を何かに書く、人に話す、ということはその目標を達成するためにはとても大事なことです。人は弱い生き物です。心の中だけで思っているだけでは、つい日常の忙しさなどに言い訳をし、知らず知らずのうちに自分の都合の良い解釈をし、目標を低く変えてしまっていることもあるでしょう。

まごころでは、年度ごとにスタッフ個人個人で目標を設定してもらい、『ことば』に表して所属長・理事長に提出していただいています。もちろん、達成できなかったからといって、本人を責めるわけでも、ペナルティがあるわけでもありませんが、あくまで自身が少しでも成長し、自分で立てた目標を達成するというやりがいに繋げてもらっています。

自分のことを他人に話す・伝えるのは、少し勇気がいることかもしれません。恥ずかしくも思うかもしれません。そのような方は、ぜひまずは自分自身に『ことば』で伝えてみてください。紙に書いてみたり、録音してみたり、方法は何でも良いかと思います。きっと何かが変わると思います。

 

思いと行動は『ことば』に。今年は私自身がこれを宣言したいと思います。

 

四街道まごころクリニック

まごころ訪問看護ステーション

事務長 大西 肇

 

最後に少し告知です。

当院、ふたば訪問クリニック、梶田医院、すずらんクリニックの4医院が幹事を務める「千葉在宅を考える会」の第7回の大会を2月21日(金)に開催します。今回は、地域のもつチカラについて焦点を当て、中でも『住まい』の可能性として、講演とシンポジウムを行ないます。無料で気軽に参加できる会です。ぜひ1人でも多くの方々にご参加いただき、一緒に考える機会にできればと思います。詳細は以下のURLとパンフレット(画像)をご覧ください。

https://www.facebook.com/events/922909348533130/

 

また、2月29日(土)に行なわれる「第9回千葉緩和医療学会 学術大会」にて当院の院長と同行看護師主任が一般演題として在宅に携わる医師・看護師の視点で発表をさせていただきます。病院と在宅が相互に理解する上で、在宅側も病院における緩和ケアについて知ることはとても大切なことかもしれません。こちらもぜひご興味のある方はご参加してみてください。 

https://sites.google.com/site/chibakanwairyo/