食べ物の情報に振り回されていませんか?


初めまして。今回のブログはまごころ唯一の管理栄養士である伊藤が担当させていただきます。

 

在宅訪問管理栄養士としてまごころに入職して、実は2年半が経ちます。まだまだ「在宅訪問管理栄養士さんって何するの?」と、ご存じない方もいらっしゃると思いますが、文字どおり、在宅療養中の方のお宅を訪問し、“栄養” や “食事” に関する困りごとに対して相談を行ないます。

 

詳しくは、まごころの栄養・食事指導のページをご参照ください。

https://www.magokoro-zaitaku.jp/nutritional-dietary-counselling/

 

2月にご利用者様に対してアンケートを実施しました。その際に、当法人の栄養・摂食嚥下チーム “もぐまご” が発行している “もぐまごレター” についてもご意見を伺いました。ご協力ありがとうございました。

 

その中で、興味・関心が高いことのNo.1は【必要な栄養】という結果でした。確かに、栄養相談の中で「○○は体にいい」「□□は血圧を下げる」とテレビで見たので食べています!と話す方も多く、皆さんの関心の高さが感じられます。

 

一時的なブームになった “りんごダイエット、黒酢、赤ワイン、えのき氷、ヨーグルト、納豆、最近はオートミール” などなど…。スーパーでその商品だけ完売ということもありました。

 

誰もが “健康になりたい” “厳しい食事制限は嫌” と思うのは当然の事だと思いますが、一つだけお伝えしたいのは、「これだけを食べていれば大丈夫!」という “魔法の食べ物 ”はありません。

 

食品や栄養が、健康や病気に与える影響を過大に評価したり信じたりすることを “フードファディズム” といいます。テレビ・新聞・ネット等、さまざまなところで栄養や食事に関する情報が溢れており、中には偏った内容もあります。仮に正しい内容でも、それぞれ体質や持病等が異なるため、良い効果が出ているものでも自分に合うかはまた別の問題になります。試す場合は、期間を決め効果が得られたかを振り返ることが必要です!

 

そして、なんといっても基本は “食事のバランス” と “美味しく食べる“ ことです。主食・主菜・副菜のある食事にするとバランスが良くなりますので、組み合わせを意識していただくと良いですね。料理が大変であれば、調理済み食品やカット野菜等を利用するのもオススメです。買い物で毎回買うものが同じになる方は、ちょっと冒険して新しい食品を試してみましょう。品数が増えると、色々な味や食感が増え、色合いも豊かになり、食事も楽しくなります!

 

 

先日、急にスコーンが食べたくなり、夕食作り片手にスコーンを作っていた私・・・

ふと、子供がつまみ食いしながら笑顔で「おいしい~」と。

 

皆さんは、「美味しく食べること」できていますか?

栄養部門 管理栄養士 伊藤  


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