愛すべき猫すけ達


例年よりも早く梅雨が明け、連日の猛暑に体力を奪われていたのがウソのように、梅雨の戻りで湿気と戦う日々となりました。

皆様体調はいかがでしょうか?

今回のブログは同行部門主任看護師 湊が担当いたします。

 

本日は私の自宅にいる猫すけ達を紹介します。

湊家には現在4匹の猫すけがいます。

 

まずは一番年長者で体重の思い「のの君」

同居の実父が千葉大に通院しているときに、駐車場でおなかをすかして鳴いているところを捕獲しました。駐車場管理の方に伺うと、数日前より母猫とはぐれて泣いていたそうです。

首根っこ捕まえて車に放り込み、自宅に戻った後は、ケージに入れて父に面倒を任せました。

そのためか、我が物顔で父のベッドに横になり、私と父が言い合いをすると二人の間に入り込み、「やめろ」と言わんばかりに大きな声で鳴き、父がショートステイやデイから戻ると、「ここにいるよ!会いたかったよ!」と言わんばかりの大声で父を呼び、巨体を父の足元に摺り寄せ喉を鳴らして甘えるくせに、私には「シャーっ」と威嚇し、撫でさせてもくれない猫に育ちました。

しかし、パーキンソン病の父は足元がおぼつかず、ののが足元に絡むことで転倒のリスクが上がります。幸いにも転倒することなく、先月、父は施設に入所することになりました。

入所前日、ののを抱いて父が泣いていました。

ののは静かに玄関先で父を見送りたたずんでいました。その日は一声も出しませんでした。

入所して数週間、ののは父のいた部屋の押し入れから私をのぞき見しています。

ブラッシングに味をしめ、行く先々で私は監視されています。

 

2匹目は「ななちゃん」です。

訪問診療先のお宅の息子様が、雨降りの夜に泣いていたところを実家に連れ帰ったものの、マンションでは飼育することができずに困ってしまい、湊家の仲間になった女子です。

プライドの高い女子は、誰よりも高いところが大好きで、高いところから新入り達を厳しくしつけています。

手足は細くすらっとした美人なのに、性格のきつさから孤高の猫になっています。

誰よりもジャンプが得意で、レーザーを追って走ると床から天井に届きそうになるほどジャンプするアスリートでもあります。

しかし、誰かがトイレやお風呂に入ると、出るまで外で待ってくれたり、常に私の視界の片隅に潜んでいたり、私が呼んでも返事をしないくせに、主人が呼ぶと「にゃわわ」と返事をする不思議な癖があります。

 

3匹目は「かか君」です。

数年前の大雨の前日の夜、娘のお迎えの際に小学校の裏を一人で走っているところを捕獲しました。

捕獲中、近所の方より、数日小屋に入って鳴いていたと伺いました。

頂いたタオルで包むと、すっと目を閉じて寝てしまいました。冷えたからだが温まり、複数の猫のにおいがする私と娘は安心の対象だったのかもしれません。

今まで飼っていた猫たちにはなかった、まるでビロードのような毛ざわり。

ななちゃんにひとしきり舐めまわされた後、おなか一杯になって眠りました。

しかし翌日意識レベルが変化し発熱。動物病院の院長に「この子は脳の異状があるかも、ダメになるかもよ」と、余命宣告を受けましたが、帰宅後チュールをがつがつ食べて復活しました。

おとなしい性格で優しいかかちゃんは、小さな子の面倒をよく見て、どんなに蹴飛ばされても娘の足元で寝ます。

白い靴下を履いたトラジマが際立ったチュール狂のイケメン猫に育ちました。

 

4匹目は「ふふちゃん」です。

訪問診療から帰ってきたスタッフが、利用者様のご家族より「小屋に子猫がいて数日泣いている」と話を伺ってきました。夕方そのお宅に連絡して、子猫をお孫さんが連れて帰ったことを聞きほっとしたのも束の間、そちらのお子さんにアレルギーがあることが判明しました。利用者様よりご連絡をいただき、湊家の仲間に加わることになりました。

一つも白い毛がないふふちゃんは、夜の闇に紛れることと、かくれんぼが得意なステルスキャットです。

人懐っこい性格で、名前を呼ぶと必ず顔を出します。撫でてくれる人が大好きで、2秒でのどを鳴らすちょろい奴です。

しかし4:30に私の顎を舐めに来るのはやめていただきたい。もう少し寝かせてください。

 

こんな4匹の猫すけ達に日々の癒しを求め、お仕事を頑張っています。

訪問先に猫さんがいるお宅では、猫談議に花が咲くこともあり、ご迷惑をおかけすることがありますがご容赦いただけますでしょうか?

 

当法人では、動物好きなスタッフも多くおりますが、一部スタッフには苦手とするものもおります。

診療・訪問サービスの際にはトラブルにならぬようにケージや別室への移動のご配慮をお願いしておりますので、ご協力をお願いいたします。

同行部門主任看護師 湊 


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