意外にお悩みの多い『爪切り』


風薫る5月となり、日中は汗ばむ陽気の日も増えてまいりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

今月の「まごころブログ」は、訪問看護師の石崎が担当させていただきます! 


実は気づきにくい「足元」のお悩み

 ご高齢の方の足元のお悩みは、ご自身では気づきにくく、つい後回しにされがちです。

しかし、爪が伸びっぱなしの状態を放っておくと、巻き爪や爪が厚くなる「肥厚爪(ひこうそう)」を招き、歩行時の痛みやトラブルの原因になってしまうことがあります。

 

 私たち訪問看護師は、そのようなお困りの場面に立ち会うことが多く、日々のケアとして「爪切り」を大切にしています。 


なぜ「爪切り」が大切なの?

 ただ短くするだけでなく、爪のケアには大切な役割が4つあります。

 

1. 衛生と健康を守る(感染・キズの予防)

 爪の間にたまる汚れは細菌の温床です。短く整えることで清潔を保ち、無意識に皮膚を掻き壊してしまう「自傷」も防ぎます。

 

2. トラブルの予防とケア

 適切な形(スクエアオフ)に整えることで、巻き爪による炎症を防ぎます。厚くなった爪を削ることで、靴を履いた時の圧迫感や痛みも軽減されます。

 

3. 全身の健康状態を知る「バロメーター」

 爪の色(貧血やチアノーゼの有無)、形、乾燥具合などを観察することで、栄養状態や内科的な疾患の兆候をいち早く見つけることができます。

 

4. 転倒を防いで安全に歩く

 実はこれがとても重要です!爪が伸びすぎていると、歩く時のバランスが崩れ、転倒や骨折のリスクが高まってしまいます。安全に歩き続けるためにも、足元のケアは欠かせません。


ご家庭でできる「爪ケア」のポイント

  • 形:角を切りすぎず、真横にまっすぐ切る「スクエアオフ」が理想的です。 
  • 道具:爪が割れやすい方は、無理に切らず「爪やすり」で優しく削りましょう。 
  • タイミング:お風呂上がりなど、爪が柔らかくなっている時が狙い目です。 
  • 保湿:乾燥は割れの原因に。仕上げにクリームやオイルを塗るのがおすすめです。 

ひとりで悩まず、ご相談ください

 巻き爪や肥厚爪がひどくなると、ご家族でのケアはなかなか難しいものです。

「専用サロンや外来受診に行きたいけれど、外出が難しい……」という方も多いのではないでしょうか。

 

 まごころ訪問看護ステーションでは、通常の爪切りのほか、ニッパーや電動爪やすり、爪垢取りなど、専門的な道具を揃えてケアにあたっています。

 また、まごころクリニックには形成外科の非常勤医師も在籍しておりますので、医学的な視点からのサポートも可能です。

 

 「こんな爪でも切ってもらえるの?」と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください。

 石崎をはじめ、スタッフ一同、皆さまが指先や足元から健やかに、毎日を心地よく過ごせるようお手伝いさせていただきます!

まごころ訪問看護ステーション

訪問看護師 石崎


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